こんにちは、山田です。
現在施工中の改修工事の現場をご紹介します。
S様邸は内装の全面リフォームに加えて、構造部分の耐震改修工事を行っています。
大地震が来た際、ご自宅の耐震強度が心配で・・という方も多いのではないでしょうか?
今後少しずつ工事状況をレポートし、耐震改修の一例をお伝えできればと思います。
S様に最初にご連絡頂いた際、まず相談されたのが、『家が傾いているので直したい』という事でした。
聞いて驚きました。実際にお伺いして現場を見ると、家全体ではないのですが確かに一部の部屋の端と端で数cmの高さの差があり、歩くと違和感を感じました。
それを解決し、なおかつ躯体部分を地震に耐えれるものにする為に、いろいろと工法等検討しました。
結果、どれだけ上物を上部にしても地盤が不安定だと意味がないので(もともと地盤の緩い地域でした)、まずは 地盤の補強を行う事、その後土台を持ちあげ基礎を補強した上で柱等の耐震工事を行う事になりました。
地盤補強の方法は、建物が既に建っていて地盤を掘ることは困難な為、ウレタンを注入して密度を高め堅い地盤にする工法を採用しました。
その後、基礎から上の土台を機械で持ち上げていきました。
想像以上に持ちあがり、驚きました。
次回も続きの工程をレポートします。