先日建て方が行われましたW様邸新築工事のレポートです。
計画地はとても周辺環境に恵まれた地。
しかし今年も38℃超える気温を連日記録し、
暑い日が続いています。遮るものがないため
日射を直接外壁や屋根が受けることになり、
それに十分適応した住宅性能が必要になります。
こちらのお家では今年はじまった省エネ性能の評価基準で計算し
ヒート20 G2 の基準をクリアする仕様としています。
それでは先日の建て方の模様です。
まず柱や梁を足場の中に入れていきます
今回は平屋のため足場も低めになっており
電線等も干渉がないので順調に進みます。
ここからの小屋組という屋根を作っていく作業が正念場。
今回も山長商店さんの紀州産国産材を使用しています。
こちらは耐震等級3の長期優良住宅ではありますが
その計算も木材1本1本がきちんと計算上の能力を
持っていなければ意味がありません。
輸入木材の高騰を発端としたウッドショックの影響で
普段ではあまり構造材に使われない未乾燥木材なども
構造材として流通しており
以前にも増して木材の品質が重要になっています。
写真のSD20 E110という表記は
乾燥処理をした仕上げ材、含水率20%以下
ヤング係数E110以上の強度があるという意味です。
山長商店さんはその検査を抜き取りではなく全数検査しており
長く安心して住んでいただける材料です。
すっかり日が落ちてきました。
やはりこの日もとても暑く
対策はしていても日中はかなり厳しい作業となりました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。